はじめて会ったとき、彼は 後編

     *

 その晩はジンにいいように酒を飲まされ、与太話や愚痴をこぼし、最後には酔っぱらって寝てしまった。酒場の隅で目覚めたときにはジンはおらず、同じように酔いつぶれた客が数名、盛大ないびきをかいているくらいだった。
 とりあえず帰ろうとつないでいた愛馬にまたがり根城に帰ったのが昼過ぎ。
 そして根城の入り口が見えるあたりでどうしようかと立ち往生している。今の今まで忘れていたが、金を持った獲物を取り逃がし、仲間にケガをさせ、メンツを踏みにじられたあとなのだ。三人の仲間のうち誰かが頭目に報告しているのであればおちおち帰ることなどできはしない。
 ほとぼりが冷めるまで二、三日外泊してこようかと思いながら愛馬ステラの首を叩く。
「よぉ、若頭」
 すぐ近くの木の上からの声にフギンはびくっと肩をすくめた。声の主が誰であるかも確かめず、きびすを返して馬腹を蹴る。こんなときは逃げるが勝ちだ。
「ちょい待てよ。若頭!」
 二度目の声で昨晩酒場で一緒に飲み、こてんぱんに叩きのめされ、最後にジンの荷物を持って逃げ出した男だとわかった。チビで臆病で格好つけ、ガキのころから腐れ縁のマルクだ。
 人はわかった。だが止まる気にはなれない。マルクだから余計にだ。
「団長! 若頭が帰ってきましたぜ!」
 はるか後ろでマルクが怒鳴る音がした。フギンは舌打ちをし、馬腹に拍車をあてる。
「止まれ、フギン!」
 張りのあるバリトンがフギンの背にぶつかった。フギンはほぞを噛み、ぐいぐい拍車を愛馬の腹に押しつけた。
 蹄の音がぐんぐん迫ってくる。エルダと団長だ。運悪く根城の前にエルダをつないでいたらしい。
 フギンは名高い騎馬盗賊団の中、乗馬では一、二を争う腕前だ。だてに歩ける前から馬に乗っていない。だが与えられている馬はごくごく平凡な脚だった。
 ぱっと目の端に白い馬の顔があらわれた。エルダの顔だ。次の瞬間、フギンは団長に首根っこを後ろからわしづかみにされていた。
「早い戻りだな、フギン。俺が一声呼べばすぐに足元にひれ伏すのがお前の務めだろう」
「へへ、ついつい足が」
「まぁいい、戻れ。首に縄ひっかけられて引きずってかれるのも嫌だろう」
 見れば、ふぅふぅいっているステラの横で葦毛のエルダは汗ひとつかいていないのだった。この名馬から逃げようとすることが間違っている。もちろん団長からも。物心ついたときから育ててもらった人なのだ。それくらい身にしみて知っていた。
 一度だけフギンはエルダに乗ったことがある。こっそりと夜中に馬房の扉を開け、馬場の中でまたがった。エルダの白い体は闇の中で輝くように見えた。 鞍もハミもつけていないのにエルダの反応はすばらしく、ほんのわずか体をかたむけるだけでそちらの方へ足を向け、指示もしていないのにフギンの気持ちを読み取って加速し、減速し、足を止めた。体つきのバランスも申し分なく雲の上でも駆けるように軽やかに走る。朝方まで夢中でエルダを走らせ、見つかり、こってりとしぼられた。
 この名馬が欲しかった。だが団長には腕力でも頭でも権力でも到底かなわない。足元に平伏すしかなかったのだった。
「何があった」
 団長はフギンに甘い、と仲間に陰口をたたかれている。あながち間違いではない。ほかの団員なら本当に首に縄をひっかけられエルダに引きずっていかれるところだ。
 フギンはジンと出会った一件を話した。ジンが言っていたことも覚えている限り正確に話した。一応、フギンは若頭と呼ばれる立場にある。このまま引き下がるのはたとえ相手がとんでもなく強く、そのうえ正義感に富んだジンのような男であっても、体面上許されないことだった。
「裕福な黒衣の義侠か……」
「ビール一杯に銀一枚を出すような、でも、たった一人で四人を追っ払ったような男です」
「三日後にまた来ると、たしかに言ったんだな?」
「ふたりともが酔っぱらう前、確かにそう言いました」
「ふぅむ」
 団長の目がぎらんと光った。団長はジンを襲撃するつもりでいる。 フギンは正直、あまり気乗りしなかった。あのジンという男が妙に気になっていたのだ。たしかにジンにはこてんぱんにやられた。仲間のひとりはジンの手刀で肘を脱臼していたほどだ。
 妙に存在感がある。言っていることはただの綺麗ごとだがまた会ってみたい、そんな気がする。
 フギンは彼には珍しくため息をついた。

     **

 予想に反し、ジンの約束した三日後の晩になるまでフギンは何も罰らしいものは受けなかった。
 フギンは自分の馬にまたがり、軽く肩をまわして準備運動をする。仲間には結局、ジンの容姿やその強さのことは話したが、ジンが語ったことは何も話さなかった。
 今日、ジンは団長とエルダに殺されてしまうのだろうか。
 いや、団長はきっと脅して金を取るだけだ。無駄に殺せば面倒になる。
 ジンは卑屈に命乞いをするだろうか。それとも、無造作に財布と荷物をぽんと床に放るだろうか。
 フギンは暗い表情で考えながら愛馬の手綱をとる。ひとりで四人の相手はできてもさすがに二十人の相手はできまい。
 すい、と真っ白なエルダと、エルダにまたがった団長が闇夜に姿を現す。団長がすっくと虚空に手をつきあげ、それをしゅっと下に振り下ろした。出発の合図。徴兵無視と兵隊崩れの二十人、エルディ地区に名をはせる騎馬盗賊団〈エルダ〉の馬群が動き出す。
 エルダ盗賊団の馬たちは険しい岩山を駆け抜け、鹿のように跳躍できるよう調教し、訓練を重ねている。メンバーのほとんどが脱走兵、しかも団長はもともと名のある将軍だったためにそんじょそこらの軍隊はわけにならないほど鍛えあげられていた。
 ジンと出会ったなじみの酒場の明かりが遠くに見え始める。ぐいぐいと、みるみるまに明かりが近づいてくる。
 酒場の戸の前で、盗賊団は止まった。
 半数が馬を降りる。その半数の中に若頭たるフギンも含まれていた。ジンの顔を確実に見分けられるからと前線に回された。戸にはめられた窓からフギンが店内をのぞく。カウンターに黒マントを着たままの男が腰かけ、ウォッカをあおっていた。
「いやした。カウンターの中央に座っている男です」
 座っていた客らがなんとはなしに危険を察知したのか互いに視線をかわしあっている。ほとんど素面に近かった客たちは少しずつ裏口から逃げ始めた。
「よし。行くぞ」
 団長がドアを開け放った。フギンも続く。カウンター席でジンが静かにグラスを置く。フギンを振り返り、静かに笑った。
 あっとフギンは口を開いた。その刹那、ドアの横から伸びてきた無骨な手がフギンの口をふさぎ羽交い絞めにしてしまう。その一瞬にさっと腰の武器も取り上げられてしまった。
 ジンではない。ジンにはあんな立派な口ひげはなかった。誰だあの男は!
「悪いね、お兄さん」
 男にしては高い声が真後ろから聞こえた。暴れるより先に仰天してしまい、フギンは声を出すのも忘れて声の主を振り返ろうとする。
 フギンの背中に羽交い絞めにしている人物の胸が当たっている。フギンより頭ひとつ背の高いその人物、どれだけあがこうが決して動じない腕力をもったこの人物は女性だったのだ。
「手回しがいいな、フギン。まさかエルダ盗賊団長その人を連れてきてくれるとは思わなかった」
 笑い混じりの小声にそちらを振り返ると、ごくごく普通の鉱夫の服装をしたジンがテーブル席に座り、黒ビールを飲んでいた。酒場のおやじがカウンターで仏頂面をしている、でも付き合いの長いフギンにはわかる。おやじは必死でこみあげる笑いを押し殺している。でなければなぜあんな耳が赤いんだ。
「仲間、いたのか」
 ジンがにやりと笑った。不敵な笑みだ。
「黙っておとなしくそこにいれば何もしないよ。いいね」
 フギンを羽交い絞めにしていた女がどすのきいた声で言い、大柄な女の陰にすっぽり隠されるように座らされた。見る見る間に後ろ手に縛り上げられてしまう。
「ジン・ヒュグル。間違いないな」
 団長がかりそめのジンに話しかける。ジンに扮した黒マントの男は静かにカウンター席から立ちあがり、団長と向かいあった。盗賊団はあごひげ男に視線をとられ、フギンがいなくなったことには気づいていないようだ。
「俺の部下が腕を脱臼した。もうひとりは、あんたに殴られた腹が痛てぇって今もオートミールしか食えない。責任どうとってもらおうか。えぇ?」
 あごひげ男が青ざめた顔で団長を見据えた。
「私は、ジンではありません」
「ほぅ。じゃあ、どこの誰だ?」
 あごひげ男はひどく悲しげな顔でうつむいた。
「サイフォスの奴、様子が変だな」
 ジンが呟いた。あごひげ男の名前だろう。フギンを隠すように座っている女もいぶかしげに眉をひそめている。
 あごひげ男ことサイフォスが静かに顔をあげた。
「ムニン将軍。私のことを覚えていらっしゃいますか」
 団長が眉をひそめ、あっと目を見開く。
「おまえは」
 あごひげ男がサイフォス・ワング、あなたの元部下ですと低く名乗った。いきなりの突飛な自己紹介に盗賊団がどよめく。軍人か? 元部下って何年前の話だよ? それよりフギンはどこにいやがる!
「なぜお前がここに」
「私のいる組織の頭目、ジンがあなたを探していたんです。まったくの偶然に。またお会いすることがあるとは私も思っていませんでした」
 ジンと大柄な女が顔を見合わせた。
「妙なことになったな。様子が変だとはちょっと前から思っていたが」
「どうする気かね、サイフォスは」
「体面を踏みにじられた盗賊団がお礼参りにくるだろうからサイフォスが俺のふりをしてカウンターに座り、俺が裏で指揮をとるという話は、まぁ一理あると思って任せてみたが。無理にでも俺が出たほうがよかったか。まさかサイフォスの元上司だったとはな」
 どうやら二人にとっても予想外の事態らしい。盗賊団のほうでももちろん予想外だ。フギンは大柄な女の影で縮こまった。赤ん坊のときから盗賊団にいるフギンですら、こんなことは初めてだ。
 と、突然、団長が大声で笑い出した。
「軍を脱走した部下との二十五年ぶりの感動の再会か。当時は必死で引き止めた俺も結局軍を脱走してこんなところで盗賊の親玉をやってる。笑える話じゃないか。なぁ、サイフォス!」
「あれほど高潔だったあなたが盗賊なんて。同僚たちが悲しみます」
「おう。だが俺はただの盗賊団の親玉じゃねぇ。エルディ地区に名をとどろかせる山岳騎馬隊エルダ盗賊団。鍛えあげられた騎馬、気兼ねなくつきあえる最高の部下。楽しいぜ。軍にいたときより、ずっとな」
 にぃ、と団長が笑う。その目が暗いのに気づき、フギンは愕然とした。無理をして見栄を張っているのだと、はっきりわかる。フギンが生まれたときから籍をおいていた盗賊団は、団長にとって決して居心地のよい場所ではなかったのだと初めて気づいた。
「私の組織の頭目、ジンの話は伝わっているかと思います。あなたがたは低い階級の民を高い税で苦しめる富豪や地主ばかりを襲う。貧しい村は自分たちがどれほど困窮しようがけっして襲わないと聞きました」
 サイフォスが、静かに頭を下げる。最敬礼だ。
「あなたの心の芯の部分が変わっていないことをお祈りしてお願い申しあげます。私たちに、エルダ盗賊団の力を貸してください」
「バカ野郎。貧相な獣より、肥え太った獣のほうを狙うのがエルディ地区のオオカミだろうが。良心で獲物を選んでられるかよ」
「それも、そうですか……」
 サイフォスが悲しげにうつむいた。団長も顔から笑みを消しうつむいてしまう。
 フギンの隣で大女が「こりゃあ、この人はもう何を言っても協力してくれそうにないね」と小さく呟いた。ジンが女の声にうなずき静かに立ちあがる。
「サイフォス、さがってくれ。ムニン団長、申し遅れました。私がジン・ヒュグルです。お仲間の怪我の件、大変失礼いたしました」
 サイフォスの言動については一言も触れなかった。
「私の組織の下につけとはいいません。互いが困ったことになれば、互いを呼ぶ。応援に駆けつける。それだけでいい。組むことを約束していただければ、エルダとまではお約束できませんが、駿馬を二十頭、あなたがたに贈りましょう」
 団長は何も言わない。ただ鋭い目でジンを見ている。
「無理にとは言いません。三日後にまたこの酒場に来ます。そのときに返答をお願いします」
 ジンがきびすを返し、裏口のドアを開けた。
「あんたの武器、そこだよ。適当に仲間の中にもぐりこみな。乱暴をして悪かったね」
 女もフギンの手の縄を切って立ちあがり、ジンの後を追った。途中で呆然と立ちつくしているヒゲ男の肩を強く叩き「あんたも行くよ!」と腕をとってぐいぐいと引っ張っていく。
 団長は三人を止めなかった。身ぐるみはがすという当初の目的は忘れているようだ。
 フギンは椅子の上に置いてあった武器をとり、それから興奮してささやきあっている仲間の列にもぐりこんだ。
「がやがやうるせぇ! 帰るぞ、おめぇら!」
 団長の一喝に「へい!」と全体が返事をし、一滴の酒も飲まないまま盗賊団は酒場を後にした。

     ***

 団長ムニンはその晩以来、部屋から一歩も出てこなくなってしまった。食事にも手をつけない。小用すらどうしているのだか。
 団長の指示がないせいで狩りもできず盗賊団は大弱りだった。適当な村を襲おうにも貧しい村を襲うことは団長が厳しく禁じていた。大物を狙うにしても団長の指揮がないと無理だ。盗賊団は手分けして山鳥や森の獣を狩り、山菜をとって、飢えをしのいだ。
「団長。約束の晩ですぜ」
 ジンが返答を迫った期日の晩だった。フギンはそう言って団長の部屋の戸をノックしたが、中からは返事がない。
「行かなくていいんスか」
 沈黙。フギンは重い息をつく。
 部屋の中で人が身じろぎする気配がした。
「フギン。三日こうやって考えたが、答えがどうしても出ない。ただ素直な気持ちがまたあいつの前に立ちたくないということなんだ。俺も見栄っ張りではずかしがり屋だからな。こう見えても」
 普段は張りある乱暴なバリトンが今は深く沈んだ声になっている。この三日で団長はご隠居になってしまったのか。はたまた苦悩の将軍時代にもどったのか。フギンはそっと息をひそめて団長の言葉を聴いた。
「フギン。若頭であるお前が行ってくれ。お前の判断に、任せる」
 わかりやした、と短く答えてきびすを返す。夜もふけた。ジンはすでに酒場で待っているはずだ。
「エルダに、乗っていけ」
 付け足された小さな声に、フギンははっとドアを振り返った。
「今、何て言いやした?」
 答えは返ってこない。
「団長。団長!」
「先方を待たせるな。行け!」
 フギンは唇をぎりりと噛んだ。団長が、団長でなくなる。その瞬間を肌で感じた。フギンは団長の部屋に背を向け走り出す。
 団長はフギンがジンの話を受けようと思ったことを察していた。直感だが間違いない。ジンの話をフギンが受ければ、おそらく団長はどこかへ姿をくらましてしまう。フギンに新団長を任せて。エルダ盗賊団の宝、駿馬エルダはその証だ。団長だけが乗ることを許される馬なのだ。
 馬房へ飛びこみエルダの背に鞍を乗せる。ハミを噛ませ、その背に飛び乗った。狂ったように拍車をあてる。エルダが嫌がり顔を仰向かせたがフギンはそれを許さなかった。
 ジンの話を受けたい。二十頭の名馬がほしい。エルダのような馬に乗りたいと願う仲間。駿馬が二十頭も届けられたらさぞかしみんな喜ぶだろう。
 だが、ジンの話を受けたいと思った理由はそれだけではなかった。その事実に気づいてフギンは唇を噛む。
 ジンの戦う姿が脳裏をよぎった。たった一人で四人の屈強な盗賊を手加減をしながら相手にしたあの強さ。憧れていた。あのようになりたいと願う自分がいる。気さくに笑う酒場のジンと岩場で月光を背にして立っていた戦士のジン。その両方をまた見たいと願う自分がいた。
 酒場の明かりがぐいぐい近づいてくる。
 その明かりをさえぎるように七人の人影が黒々と浮かびあがっていた。ジンは七人の中央に立ってこちらを見ている。三日前酒場にいた女と団長の元部下サイフォスも七人のうちのひとりだ。ジンの仲間は彼ら二人きりではなかったらしい。
 エルダが岩山を軽々と飛び超えてゆく。夜の闇などエルダにとってはないも同然だった。馬の目には昼間と変わらないほどはっきりと岩山のくぼみや足をかけては危険な浮石が見えているのだ。
 静まり返った夜の空気に蹄の音が高く響く。ジンにも、ジンの仲間にも、この音は聞こえているはずだ。彼らにはこの音がどう聞こえているのだろうか。この名馬にまたがっているのは団長でなく若頭フギンとわかってくれているのだろうか。
 ジンに答える言葉はまだ見つかっていない。それでもジンの姿は刻々と迫ってくる。
 ジンの話を受ければフギンには団長の座と名馬エルダ、そして二十頭の駿馬とジンの後ろ盾が手にはいる。
 だがそうなれば、団長の気持ちはどうなるのだ?
 フギンは唇を噛んだ。エルダの揺れに耐え切れず唇が切れ、血の味が口に広がった。
 ジンがフギンを見つめ、にぃと笑った。よく来た、と言っているようだった。フギンの答えを既にジンは知っているようだった。
 その表情でフギンは答えを決めた。

    ****

 翌朝、エルダが鞍をつけたままとぼとぼと厩舎に帰ってきた。フギンの姿はその背にない。
「団長、フギンのやつが帰ってきませんぜ」
 報告を受け、ムニンは自嘲の笑みを漏らした。
「探さなくてかまわない。あいつはしばらく帰ってくるまい」
 たしかなことはわからない。が、直感でフギンが何をしたのかムニンにはわかっていた。だてに赤ん坊だったフギンをここまで育て上げたわけではない。ムニンは部屋のドアを開け放って外へ出た。
「あの、野郎」
 自嘲は苦笑に変わっていた。
 エルダに乗れるのはエルダ盗賊団の中で団長である彼、ただひとりなのだ。
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